ちょっと書いてみるか。

「DUNE/砂の惑星」観た。

ドゥニ・ヴィルヌーブの新作として、というか一本のエンターテインメント映画としてブチ抜けていた。

それは本当に文字通りのことで、画がとにかくでっかいでっかい。

「映画は迫力があって、楽しくてすごいんだ」というあまりにも単純な映画の快楽をストレートにぶつけられる。超強力な真正面のパンチだ。

宇宙船や建築物のカラッとしたデザイン、中東風なのと洋風なのがブレンドされたような衣装は最高にイカしていて、ずっと観てられる。

ちょっと拍子抜けするぐらいプロット自体はシンプルだけど、固有名詞の数やそれらが内包する意味についての情報量はかなり多い。俺は原作小説を読んだり過去の映像作品を観ていなかったので、その点に単純に驚いたし、とても魅力的にも思えた。

未知の世界にゆっくりと手を引かれながら導かれるような時間を過ごした。俺は原作小説にも手をつけてみようかと思っている。

 

一ヶ月くらい前に呪術廻戦のコミックスを購入してから、何回か繰り返し読んだ。

漫画だと全然印象が違う。文字数がかなり多めで、しかもその内容がほとんどSFみたいになってる。五条悟の能力の説明してるところとかほとんど数学の話になってる。

絵も思った以上に繊細なニュアンスがあって、これは、女性が書いてるのかな?吹き出しに手書きでつけたしのセリフが書かれてる感じとかが、すごい女性の書き方っぽい。

でも内容自体はどんどんマッチョな展開になっていく。このバランス感は多分やりたくてやってる感じなのだと思う。

 

母親がやらなくなった「どうぶつの森」で最近ちょこちょこ遊んでいる。

島の名前は「いとしさとせつなさ島(とう)」

篠原涼子小室哲哉には特に思い入れないけど、これがたまたまピッタリハマったから。「さけとなみだとおとことおんな島(とう)」だと文字数足りないから諦めた。

狩猟採集に物々交換、紙幣や独自のマイルシステムで経済が回る謎の島。異常なほど金を持て余したたぬきちの常軌を逸した社会実験に参加してるような気持ちになっている。

資本主義の不自由さから余裕で抜け出したたぬきちは、なにを目指してるんだろう?

死ぬほど魚を釣っているのに、なんで果物しか食わせてもらえないのだろう?

そんなことを考えながら、やってると、全然リラックス出来ない。